1. 買取対象となる主な貴金属
貴金属の種類と特徴
貴金属 | 主な使用例 | 買取価格のポイント |
金(ゴールド) | 指輪、ネックレス、歯科材料 | 金純度(K18など)と重量 |
プラチナ | 結婚指輪、工業用触媒 | 希少性が高く高値になりやすい |
銀(シルバー) | 食器、アクセサリー、コイン | ブランドやデザイン性も影響 |
パラジウム | 自動車排ガス触媒、電子部品 | 市場相場の変動が大きい |
買取対象外のもの
✅ 鉄やアルミなどの卑金属
✅ メッキ製品(表面のみの貴金属コーティング)
✅ 著作権物(偽造ブランド品など)
2. 貴金属の価格を決める要素
価格に影響する5つの要素
- 国際相場:ロンドンやニューヨークの市場価格に連動
- 貴金属の種類:金、プラチナなど種類で単価が異なる
- 品位(純度):24金やPt1000など数字が大きいほど高価
- 重量:グラム単位で計量、重いほど高値
- 状態:傷や変色の有無(ただし溶解するため影響少なめ)
買取相場の変動要因
■ 為替相場:円安になると国内価格が上昇
■ 世界情勢:経済不安で金価格が上昇しやすい
■ 需給バランス:工業需要の増減で価格変動
3. 主な買取方法と特徴
買取方法の比較
方法 | メリット | デメリット |
実店舗買取 | 即日現金化可能、説明が直接聞ける | 店舗まで持ち込みが必要 |
出張買取 | 自宅で査定、まとめ売りに便利 | 出張料がかかる場合あり |
宅配買取 | 地方でも利用可能、手間が少ない | 郵送中の紛失リスク |
オンライン買取 | 複数社へ一括査定可能、相場がわかりやすい | 実際の金額と差がある場合も |
4. 高く売るための5つのコツ
査定前にするべき準備
- 貴金属の種類を確認:刻印(K18、Pt900など)をチェック
- 汚れを軽く落とす:柔らかい布で表面の汚れを除去
- 箱や保証書を用意:付属品があると高値になりやすい
- 複数社で見積もり:相見積もりで相場を把握
- 相場の高い時期を狙う:相場変動をチェック
注意すべき点
🚫 自分で研磨しない:傷つける可能性あり
🚫 無理に変形させない:重量が減る場合あり
🚫 業者選びを怠らない:悪質業者に注意
5. 成功事例:家庭で眠っていた指輪を売却
ケーススタディ:60代女性Aさん
■ 売却品:結婚指輪(K18)とネックレス(SV925)
■ 買取方法:実店舗とオンラインで相見積もり
■ 結果:
・当初想定より30%高い価格で売却
・付属の箱と保証書が評価された
・複数社比較で相場観がわかった
6. よくある質問
Q. 刻印がない場合でも買取可能ですか?
A. 可能ですが、純度検査が必要なため、多少安くなる場合があります。
Q. 量が少なくても売れますか?
A. 1gからでも買取可能です。ただし、量が多いほど単価が高くなる傾向があります。
Q. 相場はどこで調べられますか?
A. 貴金属メーカーの公式サイトや、買取業者の相場情報ページで確認できます。
7. まとめ
貴金属買取は、知識と準備で買取価格が大きく変わります。まずはご自宅の貴金属を確認し、複数社の査定を比較することから始めてみましょう。
🔍 ポイント
・貴金属の刻印を確認する
・複数社で見積もりを取る
・付属品は忘れずに提出する